看護師のキャリアアップ資格

看護師というと女性の仕事というイメージが強いが、近年では男性の看護師も増えている傾向にあります。生涯有効な国家資格であることから60代のシニアの看護師も多く、長く仕事を続けられる職種ともいえるでしょう。高齢化が急速に進んでいる現代では、それに対応するために特定の医療行為に限定し一定の条件のもとに、医師の判断を待たずに看護師でケアができるよう、研修制度も開始され看護師の仕事の幅が広がってきています。看護師の職場は、医療施設や介護施設のほか、保育所や個人宅などとさまざまで、仕事の内容についてはそれぞれの職場によって大きく異なります。医療施設では、入院患者のために看護を行なう病棟看護師や医師の外来診察をサポートする外来看護師、手術室で医師をサポートする手術看護師など、その施設規模や診療科によって看護師の役割もさまざまです。訪問看護や介護施設では、病院以外での日常的な療養を必要とする高齢者が増えていることから、今後ますますニーズが高まる分野といえます。また、特定の看護分野については、より質の高い看護の提供や実践のために専門看護師や認定看護師といった日本看護協会が認定する認定資格があります。認定看護師は専門看護師に比べて若干目指しやすく、救急看護や緩和ケアなど21種類の認定看護分野があり、この分野での看護ケアを実践し、患者への指導および患者やその家族の相談にも対応することになります。認定看護師になるには、通算5年以上の実務経験が必須だが、そのうちの3年以上は認定看護分野での実務となり、6ヶ月の認定看護師教育課程を修了し認定審査を受けなくてはなりません。専門看護師や認定看護師については、<看護師の出世街道>というサイトのページにも紹介されていたので一読しておくと良いでしょう。

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